MORÀ BUSOLI
モラブッソーリ
洗練されたテクノロジーと創造性の組み合わせから生まれた、大理石で作られたイタリアのアイウェアコレクション。一本の作品をつくるのに193の工程、少なくとも18日間分の作業が必要となり、そのほとんどは手作業で行われている。これにより世界で誰もつくる事のできない、絶対的にユニークでほかに類を見ないMORÀ BUSOLIのフレームが完成する。
100% イタリア製のタイムレスな芸術作品です。
シルモドール2018 ベストオプティカルアイウェアデザイナー グランプリ受賞
フレーム価格:¥330,000(税込)〜
製造工程
大理石板の選択
慎重な大理石板を選ぶ所から、全ては始まります。僅かなひび割れ、破損、表面の欠陥がないもののみを使用します。MORÀ BUSOLIのフレームを作成するために、小さくて薄いカットでも貴重な鉱物のすべての特性を含む大理石板を選択し、表現力豊かなスジ模様と質感が高く評価される大理石板を選びだします。
ウォータージェットによる大理石の切断と保護処理
非常に高圧のウォータージェットでプレートをはじめに切断します。その後の処理を考慮して大理石を保護するための一連の手動介入を行います(材料の溝の模様を破壊しないようにするためなど)。これは厳密に手作業で行われるゆっくりとしたプロセスであり、高温と低温を交互に繰り返して石材を固めます。
カーボンの切断と石の彫刻
そして、ここで技術の最重要部となるハイテク機械が使用されます。前もって粗面化された大理石板は、デジタル制御された機械式マイクロメスで最初の彫刻がおこなわれます。顕微鏡手術の経験から、MORÀ BUSOLIだけが成し遂げる、完璧なカッティングが生まれます。
次に、特殊樹脂を使用した、カーボンシートを接着する非常にデリケートな段階に進みます。数日間かかる手作業で、段階的に3つの異なるオーブンでの乾燥作業も含まれます。
機械式マイクロメスでの2段階目の彫刻でフレームは最終的な形になります。2cmの大理石板から0.8mmの厚さのシートに到達し、大理石は薄い皮のようになります。
仕上げ
そしてフレームは文化遺産を扱うために厳密に訓練された石職人の熟練した腕によって加工され、金細工職人のレンズを使用し、石に残っている細孔を針とマイクロブラシで滑らかにします。最後に、光沢、つや消し、マットなどの効果を出すために、少なくともさらに2日間の研磨作業がおこなわれます。
カーボンコーティング
MORÀ BUSOLIのフレームのカーボンは、空軍とモータースポーツ(F1)の専門家と共同開発のもと、強度を保ち、その上、皮膚と直接接触した際の最高の快適さと衛生を確保するため、抗菌性と低アレルギー性の塗料で処理が施されています。
パーツおよび組み立て
MORÀ BUSOLIの金属のパーツは職人により製造されており、手作業で仕上げとブラッシングを行った後、イエローゴールド、ローズゴールド、パラジウム、ホワイトゴールドのバスで亜鉛メッキされます。ノーズパッドにも同じ処理が施され、最終的な組み立ては完全に手作業でおこなわれます。
認証と安全性
欧州経済領域のCEマークが認定された世界で唯一の大理石でつくられたフレームであり、欧州の法律で義務付けられている44のテストすべてに合格しています。
天然石と大理石の種類
LAPIS LAZULI(ラピスラズリ)
白い方解石としばしば黄銅の黄鉄鉱を含むウルトラマリンブルーの石。星空を彷彿させる混合された黄鉄鉱は、アラビアンナイトの詩的なイメージを思わせる。
主な採石場はアフガニスタン、中国、チリ。
DARK EMPERADOR(エンペラドールダーク)
金色のスジ模様が走っている光沢のある天然石。特にインテリアデザインの分野では、世界で最も優れた大理石の1つと見なされている。
主な採石場はスペインのムルシアとアリカンテ。
NERO PORTORO(ネロポルトロ)
濃い黒に燃え盛る炎のような金色の模様が特徴。世界の黒色の大理石の中ではめずらしい金や金茶など暖色系の模様。嵐の夜に煌めく光のようなこの石は、世界で最も洗練された高級な石材の一つ。
主な採石場はイタリアのポルトヴェーネレとラ・スペツィア。
RAIN FOREST BROWN(レインフォレストブラウン)
落ち着いた色合いに迫力のある質感が特徴の茶色と金色の大理石。網目状のエキゾチックな模様は爬虫類の鱗を連想させる。
主な採石場はインド。
VERDE ALPI(ヴェルデ・アルピ)
最も濃い緑色から鮮やかな緑色が美しいナチュラルストーン。木の枝のような白いスジ模様が走る。1700年代、ハノーファーのジョージ2世はこの最も高貴なイタリア産の大理石の希少性と品質の虜になった。
主な採石場はイタリアのヴァッレ・ダオスタ。
KOSMUS(コスモス)
荒々しさと柔らかさを兼ね揃えた惑星のようなグレイと宇宙のようなブラックに、メタリックな顔料が惹き付けられブレンド。まるで火成岩が天体の星雲に捕獲されたように思える石。
主な採石場はブラジル。
CALACATTA VIOLA(カルカッタ・ヴィオラ)
クリーミーな白を基調に、豊熟されたワインのようなバーガンディー色が小川の様にながれ、琥珀色と交わる。この希少な石が高く評価されていた事はイタリアのルネサンス時代、ヴェネツィアやローマ、フィレンツェの教会や宮殿に多く使用されていた事でわかる。
主な採石場はイタリアのカッラーラ。
RED INK(レッドインク)
赤紫色の千切れ雲に黒御影の模様が特徴。その深い黒と鮮やかな炎のような赤は、原始的な道具で岩に痕跡を残した古代を思い起こさせる。それは活力、エネルギー、そして力強さを表す。
主な採石場はブラジル。