カルチャー発信 L'Opticienne,フランス
【 世界の眼鏡店 】
L'OpticienneはManon Favandにより設立された、南フランス、ガール県のユゼスのコミューンにある、歴史的な建物の中にあるお洒落なメガネ店。Favandが初めて自分の店を持つ事を考えを持ったのは、眼鏡技師としてのトレーニングを終えた後だった。眼鏡技師の専門家として良い事も悪い事も経験した後、彼女の決意は固まり、人に喜びを与えるメガネ店、L'Opticienneが誕生した。
上:フランスの伝統的な趣のこじんまりとした店先には、人目を引く花の装飾が施され来客を迎える
内装:Favandにより作り出された温かく、魅力的な雰囲気
Favandの目標は眼鏡の分野の全ての側面において、高い価値を提供できる新しい空間、または場づくりをすること。それはお客様に楽しく、美しい高品質の眼鏡を提供することとなり、何よりも掛ける人の為となり強みとなる。これは彼女にとって、とてつもなく野心的な夢だった。「何度もこの夢をあきらめました」と彼女は言う。しかし、彼女の母親と祖母が共に営む中古品店の物件を明け渡すと知ったとき、彼女は未知の世界へ足を踏み込む決意をした。
ディスプレイ:個人店らしく、慎重に選定された植物と興味をそそる置き物が展示されている
L'Opticienneは、何年にもわたって成熟してきたFavandの想いの集大成だ。今も尚、男性優位な業界で、女性が経営する女性らしい、クリエイティブで美しい店となっている。彼女の新しく、新鮮なものを作り出したいと言う情熱と、独立したデザイナーの成功を支えたいと言う思いは、彼女の活動全体を通して明らか。Favandは彼女の仕事への情熱と品質基準を満たしているデザイナーやブランドの眼鏡を取り扱っている。L'Opticienneの店舗設計とデザインは地元の職人により手掛けられた。これもこれから眼鏡業界の専門家を目指す人々にとって良い前例となるだろう。
開店から1年、Favandは眼鏡技師として大きな成功を収めている。直感的な感性で眼鏡の分野における多様性とつながりを熱望するFavandはこう語る。「この仕事は私の世界観であり、哲学です。毎日それを分かち合えることを嬉しく、誇らしく思います」。Favandの純粋な仕事への情熱と貢献は店を訪問する理由としては十分だろう。
Manon Favandは、2020年11月にL'Opticienneをオープン。店舗には多数の有名なブランドと、まだあまり知られていないインディペンデントブランドの取り扱いがある。取り扱いブランド:Henau Eyewear、Essedue、RES / REI、La Brique et la Violette、サステイナブルなブランドNO IDOLSなど。
L'Opticienne – Manon Favand、place du Duché 30700 UZES, France
このインタビューは、UKオンラインブログEyestylist.com専用にVictoria G.L. Bruntonにより寄稿されたものです。
INOCO LAB JAPAN株式会社がEyestylistの許可の元、翻訳、掲載をしています。
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