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pLAtOy/TiNtOyデザイナー石渡旭氏インタビュー



上:pLAtOyとTiNtOyのデザイナー、石渡旭氏


白山眼鏡店に勤めた後、ブランド「ルネッタ・バダ」の創立に関わり、のちにミクリジャポンに勤務。2007年に独立。2012年、ブランド「pLAtOy(プラトーイ)」と「TiNtOy(ティントーイ)」を立ち上げる。イタリアを拠点に販売を行っている。こだわりの日本製の素材を使用し、製造はイタリアのヴェネト州で行う。


東京出身のデザイナー、石渡旭氏のブランド立ち上げまでの話や、インスピレーション、デザインに対する想いについてEYEWEAR CULTUREがインタビューをしました。

 

先日は春のメガネの展示会RUMBLEでメガネを拝見させていただき、ありがとうございました。


はじめに、とてもベーシックな質問になりますが、石渡さんが卒業後、初めて勤務されたのがメガネ店と言うことですが、なぜメガネのお仕事をされようと思われたのでしょうか?

卒業後、21歳でまだ学業に専念するか、就職するか迷っていたところ、就職戦線に取り残され、当時人気雑誌「ポパイ」に頻繁にでていた白山眼鏡が社員募集されていて、興味がありましたから中途採用の方々と入社しました。

当時この業界はまったく知らず、海外の眼鏡事情など、とても興味ぶかく、ここでの修行(?)はとても勉強になり、わたしの原点です。


白山眼鏡店ではどのようなお仕事をされたのですか?

最初、企画をやりたくて面接をしましたが、企画がなかったので、いちから販売員として働きました。加工、検査、掃除、ぜんぶを一通り1年くらいやりました。両眼視の研修もいきました。最初に上野、中野、そのつぎに吉祥寺パルコで働きました。そこでの現場の仕事がデザインの仕事に生きています。

いろんな事を知っておかないと、メガネのデザインはできないのではないのかな、とは思いますね。最初絵を書いてそれですむだろうと思っていたんですけど、やっぱりそういうメガネの知識を学ぶことによって、デザインをする時に、「この線は外せないな」とかそうなってきます。


なるほど。そのあと、ブランド「ルネッタ・バダ」の立ち上げにかかわられたのですね。

白山眼鏡店にいた専務に誘われ、「ルネッタ・バダ」の創業スタッフとして入りました。いきなり京都のお店に飛ばされまして、「いつになったら企画の仕事ができるんだろう…」と思っていました。

原宿にビブレがあったのですが、そこで裏方でデザインをして、2社くらい職人さんがいたのですが、僕の拙い絵を持っていって現物化してもらいました。なのでお店のモデルは全部僕のデザインでした。

「ルネッタ・バダ」で9年間働きました。そして、同僚たちと「ルネット・バダ」をでて、4人で「SCUDERIA(スクーデリア)」というブランドを立ち上げました。1年くらいでダメでしたけどね(笑)。それで白山眼鏡店に再度勤めました。


その後、ミクリジャポンに勤められたということですね。

はい、ミクリジャポンが立ち上がる時に、オファーをいただきました。また販売員でしたが(笑)。最終的に丸の内の店舗を任されました。ミクリジャポンも9年くらい勤めました。

そのあと、自分のブランドを立ち上げ、イタリアのバイヤーのような方からオファーがあって、今に至ります。


石渡さんはメガネのデザインと共に、素敵な絵やイラストも描かれていますが、いつから絵を描いていますか?

イラストや絵に関してはまったく基本も勉強もしておりません。

あえて言うなら、小学校から中学にかけて自宅近所の絵画教室にかよっていたぐらいです。

教室では自由に絵を描くだけで、先生がこうしろ、ああしろ、とか言わず、個性を尊重してくれるスタイルでした。その先生はNHKの大河ドラマのタイトル題字など手掛けていた方です。


絵は石渡さんの生活の中でどんな存在ですか?

いたずら書きです。子どもの頃からいたずら書き好きなんですよ。

絵画教室でもいたずら書きしていて。先生が喜んでたっていう(笑)。

上:石渡旭さんによるイラストレーション(2018コレクションより)

下:pLAtOyコレクションのイラスト

「pLAtOy」と「TiNtOy」のデザインのインスピレーションはどの様なことやものから得ていますか?

自分の顔につけたら良いかな?と思うデザインがやっぱり基本です。

デザインはあまり奇を衒ったラインは苦手です。


製造はイタリアのヴェネト州でされているとのことですが、イタリアで製造をされている理由がありましたら、ぜひ教えてください。

以前は日本でも製作しておりました。

もちろん日本製のメガネのクオリティーは非常に高い、世界に誇れるものです。

ではなぜイタリアなのか?

イタリアのメガネ製造の歴史は非常に古いですね。やはりちょっとしたラインや曲げがイタリアの職人が仕上げると微妙にちがう、良い感じに仕上がります。

わたしのデザインはエッジが効いた、角が丸くないデザインです。このような作業は磨きあげる工程で、非常に手がかかります。

イタリアのFAOFLEX社にて、この理想的な仕上げとラインが、デザインにマッチしているからだと思います。

上:pLAtOyモデルFOXY Col.BURN

上:TiNtOyモデルSPUTNIK Col.HONEYCAM


アセテートや蝶番など、素材は日本製を使用されていると言うことですが、日本製の素材を使用されている理由を教えてください。

わたしのデザインは以前から日本のタキロンローランド社のアセテートを使用しています。日本で唯一のアセテート工場です。

蝶番は日本の手賀精巧製です。7枚蝶番裏ネジつきで、とてもオールドスクールな60年以上作られているものです。

アセテート生地の安定した色と、仕上げの良さが選択理由。蝶番など金属パーツの精巧な作りと、検査のたしかな製作技術が選択理由です。


下:日本のタキロンローランド社のアセテートを使用したpLAtOyのCrideの新色-モデルCride Col.VERT

下:pLAtOyとTiNtOyで使用されている手賀精巧株式会社の7枚蝶番裏ネジ付きの蝶番


上:イラストでも蝶番について丁寧に説明されている


「pLAtOy」と「TiNtOy」の製造とプロデュースをしているFAOFLEX社とは、どの様に出会われたのでしょうか?

独立をしたときにオファーをくれた、イタリアのバイヤーのような方と一緒に探しました。

最初は日本製だったんですよ。それで一緒にやっていくときに、日本製でコストが高くなるし、イタリアの良い工場を探すからと。そこで4−5件探したのかな。

最後に残ったのが、今のFAOFLEX社です。作りはやっぱり先進技術をいっぱい取り入れていてすごいんですよ。


工場を探すときは、イタリア以外の工場も検討されたのでしょうか?

はい。フランスのジュラ地方とイタリアの工場を見ました。


「pLAtOy」と「TiNtOy」はとくにヨーロッパの男女に人気が高いブランドですが、なぜヨーロッパで人気が高いと思われますか?

ヨーロッパではとくに女性に人気があります。とくにこのモデルなど(pLAtOyモデルFOXY)。

欧米で人気が高い理由は現在、欧米だけで展開しているからです。日本ではあまり誰もしらない(笑)。


そんな事ありません。(笑)

さらに多くの方に「pLAtOy」と「TiNtOy」を掛けていただきたいです。

お忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

上:pLAtOyとブランド「POLIQUANT」のコラボフレーム、モデルPolitoy(画像:pLAtOyフェイスブックページより)

上:pLAtOyモデルDECOTEC Col.GRANITE(画像:pLAtOyフェイスブックページより)

 

pLAtOy(プラトーイ)TiNtOy(ティントーイ)

「pLAtOy」というブランド名は、「play plastic toys」というフレーズの言葉遊びに基づいており、子どもが新しいおもちゃを初めて手にするときの驚きを思い起こさせる。「TiNtOy」はブリキのおもちゃを連想させる。素材はすべて日本製、製造はイタリアのヴェネト州。デザイナーは石渡旭氏。

INSTAGRAM:@platoy_akira_ishiwatari


My design for glasses and traditional glasses factory FAOFLEX of Italy has good fusion.


Drinking all night, talking with friends lovable sometimes interesting with nature of the four seasons, of my design material is filled.


It's sentiment to always absorb the stimulus and knowledge. It's my pride to be referred to as the incredibles design.~~~~~


please enjoy the unique design  pLAy Plastic toy ....... pLAtOy

(Akira Ishiwatari - ブランドブックBOOK IMAGE OF AKIRA ISHIWATARI TINTOY&PLATOYより)

上:インタビュー風景その1

上:インタビュー風景その2

 

EYEWEAR CULTUREスタッフあとがき

イタリアで製造、販売をされている石渡旭さん。

デザインを考えられる際は、どのようなインスピレーションや基準でされているのか、とても興味がありました。

やはり、デザインの基準はじぶんの好きなラインやそのときのひらめき。そして人生の経験が生きるのかなと僭越ながら感じました。そうして「pLAtOy」や「TiNtOy」のような魅力的なメガネが完成するのですね…。

この度はインタビューをさせていただき、誠にありがとうございました。


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